手洗いをしっかりしよう!Japaaan

「カツカレー」は“無茶ぶり注文”から始まった!浅草の屋台から国民食へと進化した意外な歴史

「カツカレー」は“無茶ぶり注文”から始まった!浅草の屋台から国民食へと進化した意外な歴史:3ページ目

 
2026/04/07

完成と進化

現在のような白い平皿にカツとカレーを並べる標準形は、昭和二十三年ごろの銀座で確立したとされています。

この提供スタイルが洗練された都会の象徴となり、全国の食堂へと一気に波及していったのです。

高度経済成長期を経て、カツカレーは蕎麦屋や喫茶店、さらには専門店へとその版図を広げました。作り手によってソースのようなカレーや、厚切りカツなど、驚くほどの多様化を遂げていったのです。

近年では、チェーン店の普及により、カツカレーは誰もが手軽に食べられるファストフードとして定着しています。

しかし、その進化は止まるどころか、スパイスカレーブームの中で再構築され続けています。

さらには日本独自の食文化として海外へも進出し、日本式カツカレーというジャンルを確立しました。欧米やアジアのスーパーでは、日本風のカレーパッケージに大きなカツが描かれることも珍しくありません。

カツカレーは、単なるメニューの一つではなく、日本人の柔軟な知性が生んだ発明品だったと言えるでしょう。

関連記事:

なんと「ドリア」は日本生まれだった!原型は高級ホテルの創作料理、名前の由来など誕生秘話を解説

スイス人シェフによる創作本格レストランからファミレスまで、どこでも人気の定番メニュー・ドリアはフランス料理なのでしょうか、それともイタリア料理なのでしょうか。いかにも舶来っぽいカタカナの名…

戦前にもあった食品偽装事件。高級料理「カレー」が国民食となった驚きの理由とは?

「高級西洋料理」だったカレーカレーは今や日本人にとって国民食と言えるほど親しまれていますが、その歴史は意外にも波乱に満ちていました。実は、日本でカレーが国民食になるまでには、日本初の食品偽装事件を…

参考資料:
素材のちから
おとなの週末Web

 

RELATED 関連する記事