朝ドラ【風、薫る】予習:逆境を切り開いた才女!ヒロイン・大家直美(上坂樹里)のモデル・鈴木雅の生涯:4ページ目
資料の少ない鈴木雅がどう描かれるのかに注目
大関和の出身地・栃木県大田原市ではドラマに合わせて市長を会長に据えた『大関和を広める会』が発足。彼女の足跡を辿るガイドマップを作成し、市立資料館では特別展も開催、生家跡に『日本近代看護の先駆者 大関和の故郷』と大きく書かれた記念碑が建つなど盛り上がっています。
かたや鈴木雅さんの出身地である静岡県は、現時点(3月20日)では静かなままだとか。というのも大関和と比較すると鈴木雅に関する歴史的な資料が非常に少ないことにあります。
当然、ドラマでもオリジナルの「創作」が多くなりそうです。
実際の鈴木雅は冒頭でご紹介したように士族の娘であり、英語が堪能で通訳や実習指導もこなすハイスペックな才女だったそう。
ドラマでは「天涯孤独」の少女からスタートするようですが、どのようなキャラクターとして描かれるのかも楽しみです。
最後に
このバディは喧嘩もしそうですが、お互いに厳しい感染症との戦い、看護という職業への差別、看護婦という職業を日本に定着していくべき奮闘する強さや信念は同じなので、しっかりした絆が結ばれていくのではないでしょうか。
「女性が職業につくこと」に対して閉鎖的だった明治時代。
差別や抑圧、偏見と戦いながら偉業をなし遂げた鈴木雅と大関和にはリスペクトの気持ちを抱きます。
『道をはずれた人から、いつも道は生まれた』キャッチフレーズのように、型破りな二人によって「日本の看護婦という職業が確立していく」過程を楽しみにしつつ、鑑賞したいなと思いました。
参考:
『大関和と鈴木雅の人生』
『もうひとりのナイチンゲール 鈴木雅の生涯』伊多波碧
『明治のナイチンゲール 大関和物語』田中ひかる
