『豊臣兄弟!』織田信長上洛で何が動いた?お市・家康・義昭…第10回の重要ポイントを解説:3ページ目
第14代将軍・足利義栄の最期
三好三人衆(岩成友通・三好宗渭・三好長逸)や松永久秀(竹中直人)らによって足利義輝(第13代将軍)が暗殺された後、室町将軍として足利義栄(よしひで)が第14代将軍に即位していました。
永禄11年(1568年)9月7日に信長が上洛の兵を挙げると、9月12日には六角義賢の箕作城(滋賀県東近江市)を、9月13日には同じく観音寺城(滋賀県近江八幡市)を攻略します。
信長の進撃を三好三人衆も止められず、9月29日には三好三人衆が芥川城(大阪府高槻市)を放棄、9月30日に信長は芥川城を占領しました。
将軍義栄は10月1日に三好三人衆と共に阿波国(徳島県)へ逃亡。すでに病身であったため力尽きて世を去ったと言われます。享年31歳。
信長の野望と大名たちの反応
「こたび晴れて義昭様が将軍となられたぞ。お前たち、上洛して臣従を誓え」
とばかりの書状を送りつけられ、大名たちはみんな苦い顔をしていました。これから彼らが次々と敵になります。
- 甲斐の武田信玄(高嶋政伸)
- 越後の上杉輝虎(謙信。工藤潤矢)
- 越前の朝倉義景(鶴見辰吾)
- 土佐の長宗我部元親(磯部寛之)
- 摂津の荒木村重(トータス松本)
- 大和の松永久秀
- 三河の徳川家康……等々。
鷹に餌をやる信玄、仏前で祈る輝虎、書状を焼こうとして躊躇う義景、陣中で天をあおぐ元親、寝転がって饅頭を頬張る村重、茶器を愛でつつ不敵に笑う久秀、そして……。
自分の知らないところで勝手に自分名義(連名)の書状を出されて、しかもそれが自分の元に届けられた家康。果たして本作の家康は、信長そして豊臣兄弟と、どんな関係を描いていくのでしょうか。

