『豊臣兄弟!』あれは不穏な伏線!?藤吉郎に容赦ない稽古をつけた六人衆・城戸小左衛門の正体:4ページ目
かくて迎えた試合当日。にわか仕込みの槍術しか教わっていない主水の足軽たちは、統率のとれた藤吉郎の足軽たちに追い立てられる結果となりました。
主水は九尺(約1.8メートル)の槍を両手で構えるため、リーチが1メートルくらいしかありません。これに対して藤吉郎は三間(約5.4メートル)の長鎗を目いっぱい長く持たせたため、稼いだリーチは4メートルほど。
主水の足軽たちは攻撃が届く距離まで近づけず、藤吉郎の「麦打ち!」「稲刈り!」を前に、打ちのめされてしまいます。
「槍は突くものであり、叩いたり払ったりなどするとは卑怯千万!」主水は怒り狂いますが、藤吉郎は涼しい顔で答えました。
「勝たねば殺されるのが戦場というもの。殺された者が『卑怯だ』と言ったところで、負け犬の遠吠えでしかありませぬ。突こうが叩こうが払おうが、敵に勝てるのであれば、それこそが正しい槍の使い方と言えましょう」
かくして軍配は藤吉郎に上がり、信長は藤吉郎に褒美を与えたということです。
果たして「豊臣兄弟!」でもこのエピソードが見られるのでしょうか。
終わりに
今回は織田信長「六人衆」の一人である城戸小左衛門について紹介してきました。
亡き父・木下弥右衛門と言えば、浅野長勝も何かしらの関係があると劇中で言及されていました。果たしてどんな伏線となるのでしょうか。
このまま憎まれ役として片づけられるのか、あるいは小一郎と藤吉郎の力強い味方になってくれるのか……今後の展開に注目です。
※関連記事:
【豊臣兄弟!】徳川家康(松下洸平)の妻になる豊臣 妹・あさひ(倉沢杏菜)との出会いと儚い結婚の結末
NHK大河ドラマ「豊臣兄弟」の第3話『決戦前夜』では、早くも松下洸平さん演じる松平元康(徳川家康)が登場しました。[caption id="attachment_266433" align="…
【豊臣兄弟!】“寝返り” 秒読みな佐久間盛重…史実では織田信長に最後の注進、丸根砦で迎えた最期
大河ドラマ『豊臣兄弟!』第3回放送「決戦前夜」で、今川義元(大鶴義丹)に寝返ろうとしていた佐久間盛重(金井浩人)。いつまでも動かない織田信長(小栗旬)に愛想を尽かし、「やはりうつけはうつけ。信…
※参考文献:
- 谷口克広ら監修『織田信長家臣人名辞典』吉川弘文館、1995年1月
- 『写真で見る豊臣秀吉の生涯』新人物往来社、1991年8月
- 『寛政重脩諸家譜 第4輯』国立国会図書館デジタルコレクション


