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『豊臣兄弟!』あれは不穏な伏線!?藤吉郎に容赦ない稽古をつけた城戸小左衛門の正体と今後の展開

『豊臣兄弟!』あれは不穏な伏線!?藤吉郎に容赦ない稽古をつけた城戸小左衛門の正体と今後の展開:3ページ目

「豊臣兄弟!」における城戸小左衛門はどう描かれる?

公式サイトの人物紹介では「小一郎と藤吉郎の父・弥右衛門と因縁がある」と、不穏な表現がされているので、その因縁から藤吉郎をよく思っていない可能性も考えられます。

となると、やがて出世していく藤吉郎と小一郎からしっぺ返しを食らう、憎まれ役として描かれるのでしょうか。

ところで、藤吉郎と槍と聞いて、ある逸話を連想した方も少なくないかと思います。

そう。『太閤記』の「長短槍試合」を、この城戸小左衛門に演じさせるのではないでしょうか。

【長短槍試合とは】

※あらすじには諸説あります。

織田家の槍術師範・上島主水(または大沢主水)が「槍は短い方がいい。長いとあちこちつっかえるなど、扱いにくいから」と主張します。

そこへ藤吉郎が「槍は長い方がいい」と反論するので、信長は「では4日後に槍試合をしよう。双方3日間で訓練しておくように」ということで、藤吉郎と主水にそれぞれ50人ずつ足軽が預けられました。

別に武芸の達者でもない藤吉郎側に振り分けられた足軽たちは、名人の主水に勝てる訳がない……と、はなから元気がありません。

しかし藤吉郎は彼らを美酒や御馳走でもてなし、3日間のうち2日間も、呑めや唄えやのどんちゃん騒ぎを繰り広げます。こんなことで大丈夫なのでしょうか。

そして3日目の訓練最終日。藤吉郎はようやく足軽たちに槍を持たせ、藤吉郎は足軽たちに以下を伝えました。

一、槍は三間(約5.4メートル)のものを使い、なるべく長く持ってリーチを稼ぐ。

一、個人ごとに戦おうとせず、号令に合わせてみんな一斉に敵を攻撃する。

一、敵の装備を奪ったり、敵を生捕ったりした者には相応の褒美を与える。

「麦打ち!」で敵の頭を叩き、「稲刈り!」で敵の向こう脛を払う。シンプルな戦術と、みんなで力を合わせて戦う一体感。そして褒美が約束されたことで、大いに士気が高まりました。

一方の主水と言えば、槍術師範の職がかかっているため必死です。訓練期間の三日ずっと、朝から晩まで足軽たちをしごき倒します。

しかし槍術など一朝一夕に覚えられるものではなく、出来なければ殴られたり怒鳴られたり、足軽たちは心身共に消耗しきってしまいました。

足軽たちにしてみれば、勝っても何かが得られる訳ではなく、負けたところで何かのリスクがある訳でもありません。そこへ藤吉郎の足軽たちから八百長(報酬は褒美の半分)を持ちかけられたら、応じない訳はないでしょう。

4ページ目 かくて迎えた試合当日……

 

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