【べらぼう】三人の女、つよ・てい・そして歌麿…そうきたか!歌麿の心情に視聴者もらい泣き:2ページ目
つよ・てい・そして……三人目の女に「そうきたか」!
先週の時点では、サブタイトル「三人の女」と聞いて「つよ&てい、そして誰袖だろうな」と予想していました。
しかし蓋を開けてみれば、蔦重と念者(ねんじゃ。思い合う者、特に男性同士の恋仲)になりたかった歌麿の、潜在的な願望として喜多川千代女を登場させたのです。
喜多川千代女は歌麿の弟子と言われており、一説には妻だったのではないかと考えられています。
これを歌麿のペンネーム、つまり架空の女性という設定にすることで、歌麿の想いを表現する展開は予想外でした。
ちなみに実在の喜多川千代女は天明4年(1784年)から天明5年(1785年)のおよそ2年間だけ活動しており、結婚を機に浮世絵師を引退したとも考えられています。
劇中に登場した『金平子供遊』だけでなく、桜川杜芳『嘘皮初音鼓(うそのかわはつねつづみ)』・恋川春町『元利安売鋸商内(がんりやすうりのこぎりあきない)』・唐来参和『莫切自根金生木(きるなのねからかねのなるき)』等の挿絵も手がけました。
本作では喜多川歌麿=喜多川千代女ですから、「彼女」が活動を引退するキッカケについても今後の見どころとなりそうですね。
