【大河ドラマ べらぼう】狂歌ブームの立役者・朱楽菅江とは何者?その生涯をたどる:2ページ目
2ページ目: 1 2
戯作・川柳でも活躍
また朱楽菅江は大田南畝に触発され、戯作者としても筆を奮いました。
『売花新駅(ばいかしんえき)』安永6年(1777年)
『大抵御覧(たいていごらん)』安永8年(1779年)
『雑文穿袋(ざつもんせんてい)』安永8年(1779年)
ほか川柳にも才覚を現し、牛込蓬莱連(うしごめほうらいれん)に参加。『川傍柳(かわぞいやなぎ)』の出版に協力し、初編に19句、二編には15句が採録されました。
終わりに
狂歌・戯作・川柳とマルチな才能を開花させた朱楽菅江。寛政10年(1799年)12月12日に世を去ります。
果たしてNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華之夢噺~」ではどのように描かれるのか、今から楽しみですね!
※参考文献:
- 『日本古典文学大辞典簡約版』岩波書店、1986年12月
- 『コンサイス日本人名辞典 第5版』三省堂、2009年1月
- 岡本勝ら『新版近世文学研究事典』おうふう、2006年2月
ページ: 1 2