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実は繊細で意外と惚れっぽい?文豪・芥川龍之介が愛した5人の女性とのエピソード【前編】

実は繊細で意外と惚れっぽい?文豪・芥川龍之介が愛した5人の女性とのエピソード【前編】:2ページ目

2人目・吉田弥生

1914年。大学在学中の芥川は、吉田弥生という女性に惹かれる。弥生は芥川の父親の実家である新原家の近所に住んでおり、芥川とは幼なじみであった。弥生は青山女学院英文科を卒業した才女であり、芥川とは親しかった。

2人の関係は長らく進展をみなかったようだが、弥生に縁談が舞い込んだことで事態が急変する。芥川は弥生との結婚を決意し、プロポーズを画策するが芥川家から猛反対をうけてしまう。

父方の実家・新原家と母方の実家・芥川家は折り合いが悪く、(芥川の父親・敏三が、妻であるフクの妹フユと関係を持ったため)弥生が新原家と親しい吉田家の娘であったことで、印象が悪かったなどの理由が考えられる。

本格的な創作活動へ

芥川は失恋の胸中を友人に当てた手紙の中で、「夜通し泣いた」と綴っている。失恋の翌年に発表した短編「羅生門」は、この時の失恋経験がきっかけとなって生まれたともいわれる。

恋愛こそ成就しなかったものの、在学最後の年には短編「鼻」が夏目漱石に絶賛されるなど、執筆活動においては順調であり、その後の作家活動の足掛かりとなる年となった。

次回の【後編】に続きます。

【後編】の記事はこちらから↓

実は繊細で意外と惚れっぽい?文豪・芥川龍之介が愛した5人の女性とのエピソード【後編】

日本を代表する作家「芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)」には、彼の創作活動に影響を及ぼしたであろう女性達との恋愛関係があった。芥川龍之介今回は、【前編】に続き芥川が愛した5人の女性…
 

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