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生首事件は史実、花山天皇の呪いの意味、北の方とは?大河ドラマ「光る君へ」3月17日放送振り返り

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二人に配された北斗七星の意味

劇中、一条天皇が召していた装束の背中には北斗七星があしらわれていました。

一方で、呪詛し損ねた花山法皇の数珠が散らばり、北斗七星を象(かたど)っていたのにお気づきでしょうか。

これは一条天皇が天皇大帝(てんのうたいてい)、花山法皇が北斗星君(ほくとせいくん)を表したものと思われます。

天皇大帝と北斗星君はともに北斗七星の神格化であり、前者は君主の象徴、後者は死や敗北を象徴する存在です。

つまり死のケガレを乗り越えて一条天皇が君臨し、花山法皇は敗れ去ったという意味でしょう。

なお、花山法皇は敗れたとは言え20年以上にわたって生き永らえ、女遊びに興じたのでした。

が、それはまた別の話し。今回初登場の藤原伊周(三浦翔平)が深く関わってくるので、頭の片隅に入れておいてくださいね。

5ページ目 東宮となった居貞親王(三条天皇)

 

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