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生首事件は史実、花山天皇の呪いの意味、北の方とは?大河ドラマ「光る君へ」3月17日放送振り返り

生首事件は史実、花山天皇の呪いの意味、北の方とは?大河ドラマ「光る君へ」3月17日放送振り返り:5ページ目

東宮となった居貞親王(三条天皇)

さて、一条天皇の即位によって東宮(皇太子)となった居貞親王(小菅聡太)。後の三条天皇です。

次の御門、三條院の天皇と申しき。御諱居貞(ゐさだ)、これ冷泉院第二の皇子なり。御母贈皇后宮超子と申しき。太政大臣兼家のおとゞの第一の御女なり。この御門は、貞元元年丙子正月三日生れさせ給ふ。寛和二年丙戌七月十六日、東宮に立たせたまふ。同じ日御元服なり、御年十一。寛弘八年辛亥六月十三日位に即かせ給ふ、御年三十六。世をたもたせ給ふ事五年。……

※『大鏡』六十七代 三條院天皇

冷泉天皇と藤原超子(道長の姉)の間に生まれた第2皇子で、道長にとっては甥、兼家の孫に当たります。

兼家にして見れば、2代続けて自分の孫が天皇陛下に即位する予定。権勢を極める未来のレールがしっかりと敷かれたのでした。

容姿が兼家そっくりで、兼家からとても可愛いがられたことが『大鏡』に伝わっています。

が、兼家の死後に即位すると、叔父に当たる道長と対立。眼病を患っていたことを理由に退位を迫られ、いじめ抜かれるのです。

大河ドラマでどこまで描かれるか分かりませんが、今はまだ好青年寄りな道長が、どこまで闇堕ち?するのか注目しておきましょう。

6ページ目 そんなになりたい?北の方とは

 

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