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お田鶴の方だけじゃない!”おんな城主” として戦国乱世を生きた6人の女性たち

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老齢にして後北条家と戦った妙印尼

妙印尼(みょういんに)は永正11年(1514)に誕生した女性です。上野国新田金山城城主・由良成繁に嫁いで、由良国繁と長尾顕長を生みました。天正12年(1584)に国繁と顕長が後北条家によって小田原城に幽閉されてしまいます。

妙印尼はこの時71歳でありながら城主不在の中、後北条家と戦いました。妙印尼の活躍によって翌年に国繁と顕長は解放。しかし、天正18年(1590)に小田原の役が始まると国繁と顕長は後北条家の命で小田原城に籠城させられます。

妙印尼は後北条家に与することなく、孫の由良貞繁と共に豊臣軍の松井田城攻略に従いました。この時の年齢は77歳。

若者に負けず劣らずの気力が功を奏し、松井田城攻略の功績として常陸国の牛久城を与えられました。

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最後に

男だらけの戦国乱世で城主として生きた女性たち。彼女たちも家を守るため、民を守るためと様々な理由があったのは言うまでもありません。男顔負けの智謀と勇猛さで城主の役目を果たしたことは今後も語り継いでいくべきかと思います。

この記事を通しておんな城主たちに興味を持っていただけたら幸いです。

※参考文献:

・渡邊大門『戦国姫君イラスト事典』洋泉社、2010年
・小和田哲男『戦国武将の叡智-人事・教養・リーダーシップ』中公新書、2020年

トップ画像(左):大河ドラマ「どうする家康」公式ページより

 

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