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4人の男性と肉体関係を結び…愛欲にまみれた鎌倉時代の女性「後深草院二条」の男性遍歴

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性助入道親王や亀山天皇までも

二条は後深草上皇の異母弟に当たる性助入道親王(しょうじょにゅうどうしんのう)からも好意を持たれていました。しかし、二条は性助入道親王に興味を持ちませんでした。

それでも、約束を破らないことを神仏に誓った起請文や今までの修行を悪道に使うとまで言い始め、二条にゆさぶりをかけます。

ついには、性助入道親王の怖いほどの想いに折れ、肉体関係を結びました。そして、性助入道親王の子を孕んだ後に亀山天皇からも求愛を受けます。二条は亀山天皇からの誘いを断らず、肉体関係を結びました。

西行に憧れ諸国の旅へ

多くの男性と関係を持った二条は、26歳の時に後深草上皇の中宮・西園寺公子によって御所を後にします。その後は、後深草上皇の母親・西園寺姞子(さいおんじ-きつし)の女房になるも、出家。

西行を参考に諸国の旅を始めており、ここでも男性を追いかけていることがわかります。

ここまで色々な人に言い寄られる二条を見ていると、正直羨ましいと思ってしまいます。それほど、二条には女性としての魅力や愛嬌が備わっていたと考えられますね。

※参考文献:末國善己『夜の日本史』辰巳出版、2013年

 

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