「鎌倉殿の13人」破れて砕けて裂けて散るかも…第39回放送「穏やかな一日」振り返り:7ページ目
次週・第40回放送「罠と罠」
そして出家により善哉(演:高平凛人)から改名した公暁(こうぎょう。演:寛一郎)。実に成長著しいですね。
以上、第39回放送「穏やかな一日」を駆け足でたどって来ましたが、ついて行けそうですか?義時に。
主人公に共感できない作品は観ていて辛い、という意見もありますが、これは今までの大河ドラマにあまり例を見ない新境地を体感する絶好のチャンス。是非とも最後まで義時の悪逆ぶりを目に焼きつけたいところですね。
さて、次週の第40回放送は「罠と罠」。対立を深める北条義時と和田義盛。「無数の和田義盛」が御所にやってきたのは、きっと泉親衡(いずみ ちかひら)の乱で捕らわれた甥の和田胤長(わだ たねなが)を釈放するよう要求する場面でしょう。
いよいよ避けられない両雄の衝突。史実ではほぼ一方的に義時が義盛を罠にかけて(挑発して挙兵に追い込んで)いくのですが、果たして三谷幸喜はどんな「罠」を視聴者に仕掛けるのか、今から期待が高まります。
※参考文献:
- 三谷幸喜『NHK大河ドラマ・ガイド 鎌倉殿の13人 完結編』NHK出版・2022年10月