中には女性が…江戸時代に漂着したUFOのような物体「うつろ舟」の貴重な史料『弘賢随筆』が原本展示へ
江戸時代後期に日本に漂着した、まるでUFOのような形をした「うつろ舟」を知っていますか?当時の複数の書物にも記錄が残っており、その描かれた形はまさにUFO。以前、Japaaanでも紹介したことがあります。
これはUFO?江戸時代に出現したあまりに時代に不釣り合いなどんぶり型物体「虚舟」
その「うつろ舟」を描いた挿絵を収めている『弘賢随筆(ひろかたずいひつ)』の原本が、国立公文書館で資料展示されることになりました。
「うつろ舟」は、享和3年(1803)2月22日、常陸国に漂着したとされる舟です。漂着したのは、現在の茨城県神栖市波崎舎利浜(しゃりはま)ではないかと言われています。
資料の記述によれば、記号のようなものが舟中に書かれ、長さは3間(約5.5メートル)あり、上はガラス障子で、底には鉄板がはめられていたといいます。中には水と食糧、そして一人の女性が乗っており、2尺四方(約60センチ四方)の箱を持っていたとのこと。
『弘賢随筆』とは
今回、原本が展示される『弘賢随筆』は、幕臣で蔵書家としても知られる屋代弘賢(やしろひろかた、1794~1870)の手もとにあった雑稿を取りまとめ、全60冊に綴ったもの。その原稿の大部分は、弘賢の友人たちが持ち寄ったものです。不思議な出来事や変わった噂などが数多く収録されています。
国立公文書館東京本館1階のショップでは、オリジナルグッズを販売して、新商品として、『弘賢随筆』のうつろ舟の図を使用したダブルポケットファイル(A5サイズ)も販売されているので、展示と合わせてチェックしてみては?
『弘賢随筆』(うつろ舟) 原本展示は、2026年2月28日(土)~3月13日(金)の期間、国立公文書館 東京本館常設展示室で行われます。
なお、国立公文書館が公開しているデジタル展示「漂流ものがたり」では、うつろ舟のほかにも、日本に漂着した舟に関する貴重な記録を閲覧することが出来ます。
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