「鎌倉殿の13人」ついに比企一族の滅亡。頼家が目を覚ますと…第31回放送「諦めの悪い男」振り返り:7ページ目
第32回放送「災いの種」
さて、比企一族を滅ぼして千幡を鎌倉殿に……と思っていたら、ずっと意識不明だった頼家がまさk……もとい奇跡の回復。
それにしても、せっかく命が助かったと言うのに誰も喜んでくれない状況ってのは、なんとも可哀想でなりませんね。
(チッ、さっさと死ねばよかったものを……)そんな義時の舌打ちが聞こえてきそう。諦めの悪い男というのは、頼家のしぶとさも指していたのかも知れません。
さて、次週放送の第32回は「災いの種」。このサブタイトルが示すところは、生きていると(主に北条にとって)都合の悪い一幡と頼家を指すものと予想されます。
実衣「あの人には比企の血が流れています」
あの人とは、義時の正室である比奈。北条に協力してくれたとは言え、にっくき比企の者は根絶やしにせねば気が済まないのでしょう。ここで史実通りに二人は離婚するのでしょう。
義村が義盛に対して「北条を討つか」と言っていたのは何の話か、これは恐らく頼家から北条討伐の指令を受けた義盛が相談したものと思われます。
善児が久しぶりに短刀を手にとるシーン。これはどうでしょう。昔みたいな仕事ぶりを魅せてくれるかと思いきや、返り討ちにされなければいいのですが(これ見よがしに「仕事」をするタイプではなかったので、あえてそのように映したのが気になるところ)。
僧侶と後鳥羽上皇(演:尾上松也)の会話、そして頼家を襲う義村と義盛……次週も展開が目まぐるしそうですね。
※参考文献:
- 『NHK大河ドラマ・ガイド 鎌倉殿の13人 後編』NHK出版、2022年6月
- 『NHK2022年大河ドラマ 鎌倉殿の13人 続・完全読本』産経新聞出版、2022年5月