千姫事件

千姫（月岡芳年 画）

絶望的状況の中、千姫だけは祖父の家康の命令で救出されました。

一説には秀頼らと一緒に自害しようとしていたところを助けられたという話もあります。悲しみに暮れる彼女をめぐり、ここで1つの事件が起こります。

千姫を救出した坂崎直盛という初老の武将が「千姫を助けたら嫁にしていい」という家康の発言があったと主張し、結婚を迫ったのです（諸説あり）。

しかし千姫は、秀頼との死別を悲しむ暇もなくすでに次の結婚が決まっていました。納得がいかなかった坂崎は千姫の輿入れの行列を襲って彼女を強奪する計画を企てたのです。

千姫の運命やいかに！？

【後編に続く】