江戸時代の下級遊女「夜鷹」の苦しみ。蕎麦1杯のお金をもらって河川敷で性行為:2ページ目
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江戸時代の避妊
遊女は妊娠すれば、もちろん働けなくなり、生活していけません。
しかし、当時の避妊具は一般的に魚の浮袋をコンドーム代わりに利用したり、和紙を丸めて膣奥に詰め込んだりと、ろくなものがありませんでした。
効果が乏しいものばかり…江戸時代にはどんな避妊具や避妊の方法があったのでしょうか?
現代の日本では少子化が問題になっていて、一人の女性が子供を出産する平均人数(合計特殊出生率)は1.5人を下回る数字になっていますが、江戸時代では、地域差はあるようですがこの数は6〜7人ほどであったと言…
中には膣にゴボウを入れて中を搔き乱し、意図的に流産させるといった恐ろしい避妊方法まであったとか。
江戸時代末期になると何種類かの避妊薬が発売されました。花魁や太夫など金銭に余裕のあった遊女たちは、現代の金額で1粒7,000円程する「朔日丸」とよばれる避妊薬を購入。しかし避妊具を買うお金のない夜鷹は、冷たい川に浸かって無理やり流産させていたようです。
吉原を裏で支えた夜鷹
吉原遊郭や花魁の光と影については、テレビやドラマなどで取り上げられることが少なくありません。
しかし同じ遊女であったにもかかわらず、下級遊女「夜鷹」については取り上げられることが少なく、彼女たちの悲惨な労働環境を知る機会は少ないものです。
花魁や太夫だけでなく、下級遊女・夜鷹たちのような存在も日本の風俗歴史において重要な役割を担っていたことは知っておく必要があるでしょう。
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