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魚は「ウオ」と「さかな」どちらが正解?どちらが古く、どのように使い分けるのか?
「さかなつり」か、「うおつり」か。
「さかないちば」か「うおいちば」か。
他県の方と話していると、時々その呼び方の違いに驚かされますが、どちらが正しいのでしょうか。かつては川にいるのが「ウオ」で海にいるのが「さかな」と使い分けられていた地域があったようです。
また、山間地域では海の魚が食卓に上ることは少なく、食べるものがもっぱら川の魚ばかりなので、調理した魚を「ウオ」、泳いでいる魚は「サカナ」と使い分けられていることもあるようです。
確かに、魚介類を一般業者に卸売りするところを「うおがし(魚河岸)」なんていいますが、「さかながし」なんていいませんもんね…。
一般的に関東地域と関西地域では、関西地域の方が「ウオ」という言葉が関東よりも比較的多く使用されているようです。
江戸時代に上梓された『浪速方言』という書物によれば、魚屋のことを大坂では“ウオヤ”といい、江戸では“サカナヤ”と言っていたそうです。『日本書紀』や『万葉集』などにも魚のことを「紆嗚(ウヲ)」「宇乎(ウヲ)」などと表記しています。
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