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ハーレムとは大違い!?江戸時代、徳川将軍たちの夜の営みは制限や決まりごとばかり
みなさんは、江戸時代の徳川将軍たちにどんなイメージを持っていますか?
数百年続いた江戸幕府、そしてその居城となった江戸城。そんな江戸城での生活は、大奥があることで有名です。将軍たちは、ハーレムのような世界で、さぞ楽しく夜の生活も送っていたんじゃないの?と思われるかもしれません。
しかし、実際は気苦労も多かったようです。そこでこの記事では、江戸時代の将軍たちのベッド(お布団)事情に迫ってみたいと思います!
将軍にとっての性行為の意味
そもそも、将軍にとっての性行為の意味は、「自分の世継を残すこと」でした。そのため、楽しみというよりは、「仕事の一環」として捉えられていました。将軍は、お昼のうちにその夜の相手となる女性を指名し、夜、約束の時間になるとその女性と性行為を行いました。
ちなみに、女性にとって将軍との性行為は名誉なことだったため、身体を清める意味を込めて事前にお風呂へ入りました。
二人っきり、じゃない!?お目付け役の存在
色々な準備ののち、やっと二人になれる……と思いきや、そうはいきません。
監視役として、「お添寝」と呼ばれるお目付け役の女性が二人付き添いました。寝室には彼女たちの布団も敷かれており、彼女たちは床の中で様子をうかがっていました。
ちなみに、この監視は女性のため、というよりは将軍のためといわれており、女性が将軍に無理なお願いなどをすることがないように、との意味がありました。
なお、この制度は、5代将軍徳川綱吉の相手をした女性のおねだりが過度であったことから制度化されたと言われています。
また、このお目付け役の女性たちは、翌朝になると、御年寄に昨夜がどんな状況であったかということを報告する必要がありました。さらに、将軍の夜の相手をした女性も、御年寄に報告したといいます。
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