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朝ドラ「風、薫る」妻を苦しめた愛人問題…りんの夫・奥田亀吉(三浦貴大)の実在モデル・渡辺福之進の生涯

朝ドラ「風、薫る」妻を苦しめた愛人問題…りんの夫・奥田亀吉(三浦貴大)の実在モデル・渡辺福之進の生涯

朝ドラ「風、薫る」には、ヒロインを取り巻く実在モデルたちの人生にも、思わず目を引かれる人物が少なくありません。

なかでも気になるのが、ヒロイン・一ノ瀬りん(見上愛)の夫となる奥田亀吉(三浦貴大)です。この奥田亀吉のモデルとなったのが、黒羽藩出身の渡辺福之進豊綱という人物でした。

渡辺福之進豊綱は、幕末の黒羽藩の次席家老の家に誕生。やがて軍事面で頭角を表し、幕末の動乱でも手柄を挙げました。

明治となると、将校である陸軍少尉にまで任官。近代日本の発展を軍人として支えていきました。

福之進は40歳のとき、まだ19歳であった大関和(ちか)と結婚。和こそが朝ドラ「風、薫る」のヒロイン・一ノ瀬りんのモデルです。

朝ドラ【風、薫る】予習:日本のナイチンゲール!ヒロイン・一ノ瀬りん(見上愛)のモデル・大関和の生涯

いよいよ、この3月30日(月)から放送が開始するNHK朝ドラマ『風、薫る』。“看護婦養成所を卒業した二人の実在の女性”が、当時まだ日本にはなかった看護婦という職業の確立のために奮闘する物語です…

しかし程なくして二人の結婚生活には暗雲が立ち込めていきます。そしてその関わりが、大関和の、あるいは近代看護の歴史を大きく変えることとなるのです。

今回は、渡辺福之進豊綱の生涯をたどりながら、その光と影の両面に迫ります。

まさに成功者!旧時代の武士から新時代の軍人へ

天保9(1838)年、渡辺福之進豊綱は下野国黒羽藩の次席家老の次男として生を受けました。福之進が通称で、豊綱が諱となります。

黒羽藩は、大名とは言えど1万8000石ほどの領地しかありません。当然、藩の暮らし向きは豊かではありませんでした。

その黒羽藩において、次席家老である渡辺家は家禄200石を領有。しかし福之進は次男のため、家督相続はできません。

他家に養子に行くか、自ら何か実績を残すことでしか立身出世を果たす道はありませんでした。

そのため、福之進は特に軍事の専門家としての能力を磨いていきます。

家柄や指揮能力を買われたのか、物頭として抜擢。藩兵の指揮や警備に関わる役目につきました。

さらに砲術教地方も拝命。藩士たちに砲術(鉄砲や大砲の扱い方)を教授し、藩の軍事能力を高める道に邁進します。

天下泰平な世であれば、福之進の能力は開花せずに終わったかも知れません。しかしすぐに時代は動乱期を迎えます。

慶応3(1867)年10月、将軍・徳川慶喜朝廷大政奉還を行いました。明治維新です。

2ページ目 愛人5人!本妻1人…福之進のダメンズぶり

 

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