今後も超注目!国内アートの未来への期待を膨らませずにはいられないイラストレーター&日本画家
2016年、Japaaanでは編集部の琴線にビンビンと触れたイラストレーターさん、日本画家さんを紹介してきました。どの作家さんの作品も日本文化の昔と今をつなぎ、そして日本のアート分野における未来への期待を膨らませずにはいられないものばかりでとても刺激されました。
2016年もあと少し。ここで、今年紹介させていただいたイラストレーターさん、日本画家さんをあらためて紹介させていただきます。これからもJapaaanは活躍を応援していきます!
みなさん、見逃した作品はありませんか?
松浦シオリさん - 溢れ出る女性の魅力を美人画に込める
現代女性の美人画を中心に制作活動をされていて、書籍装画の分野においても活躍しているアーティストさん。描かれる女性を眺めていると、その女性の表面的な美しさだけではなく、裏に潜んでいる影の部分も気になってきてしまう。「この女性はどんな人生歩んできたの?」。作品の中の女性にそんな感情を抱いてしまうのです。
加藤美紀さん - 魅力的な着物姿の美人画作品の数々
昔ながらの美人画テイストの中に、新しさ、そして描かれる女性の着物姿からファッション性をも感じさせてくれるとてもステキな作品の数々が話題となった加藤美紀さん。背景に描かれているモダンな建物や伝統建築と美人画が重なることで絶妙な世界観が広がります。
@crocodilian3さん - 着物の種類に関する「ほわっとした解説」が話題に
2016年、着物に関するツイートで拡散したものといえばやはり@crocodilian3さんのイラストでしょう。イラストなどで着物姿を描く時にとっても参考になると話題に。「着くずれはゆるされない感」「すそ線はまっすぐしておくと現代風」など、着方を強制せずにゆるく解説しているところに共感する人も多かったようです。
つちもちしんじさん - ノスタルジックに東京を描いた東京下町百景
東京の風景をノスタルジックに描いた作品集「東京下町百景」は日本のみならず海外でも話題に。ノスタルジックなタッチのイラストの中にはスカイツリーなど最近の建物も見られ、とても不思議な街並みが広がります。「東京下町百景」は画集にもなりました。
中原亜梨沙さん - 凛とした女性の美しい姿に魅せられる
女性と花を主に描かれている日本画家さん。日本画といっても一般的にイメージする日本画における美人画とは一線を画す独特の世界観を持った作品の数々。描かれる女性のまっすぐと何かを見据えた表情がとても印象的で、その女性と目を合わせてしまうと、こちらが目を逸らすのをためらってしまうようなとても不思議な感覚を覚えます。12月20日は作品集も発売されました。
石黒亜矢子さん - 愛らしくキュートな猫や妖怪たちの虜
猫や妖怪や創造の生き物・動物を描かれている絵本作家さん。2016年12月に、これまで個展で発表した妖怪や妖精、猫などをモチーフにした作品を中心とした初の作品集が発売されました。
八雲絢子さん - まるで夢の中のような「百人一首」の世界
イラストレーター・八雲絢子さんの「百人一首」の作品を実際のかるたにするプロジェクトが話題となりました。作品のイラストレーションには水彩と鉛筆が使用されていて、平安時代の十二単のかさねの色目を参考に、色の組み合わせがなされています。クラウドファンディングのREADYFORでは支援募集が行われています。