雛飾り、本来は左(向かって右)が男雛。現在は右に座する関東雛が優勢なのは何故?:2ページ目
そこには大正天皇が関係されているといわれており、明治時代、主に西洋の国際儀礼である「右が上位」の考え方が日本でも取り入れられ、大正天皇が即位の礼で洋装姿で皇后陛下の右に立たれたことで、この風習が広まったとされています。
大正天皇が海外に忖度し、国民も大正天皇に忖度したということでしょうか。
また、京都には宮中の生活を模した竃(かまど)や台所用品の飾りも見られます。江戸や大名家の雛は、姫の輿入れの嫁入り道具を模した物が多く、そこに役割の違いも感じられて興味深いです。