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江戸時代の歌舞伎役者はファッションリーダー!どんだけ儲けていたの?:2ページ目
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多色刷りの大判錦絵のことで、今でいうスターのプロマイドのようなものですね。お目当ての役者の錦絵をここぞとばかり購入し、いっそう熱狂的なファンになるのです。また、江戸中期からは役者の特徴を強調する似顔絵も出るようになったそう。
そして、彼らはファッションリーダーでもあり、2代目・瀬川菊之丞にちなんだ色「路考茶」は大人気!色だけでなく、柄にも役者にちなんだものがありました。例えば、3代目・尾上菊五郎が考案した「菊五郎縞(格子)」など。
役者の家紋をデザインした団扇や本も販売されたというから、江戸全体で歌舞伎熱が高まっていました。当時、人気者の死を死絵(しにえ)で悼んでいたのですが、八代・団十郎が自殺したときは百種類以上の死絵があったというから、。
ところが、いつまでも給金がうなぎ上り…にはなりません。松平定信が中心になって行った寛政の改革によって、役者の給金値下げの法令が出てしまったのです。この改革は、とにかく何事も緊縮!だったので、華やかで目立つ歌舞伎役者たちは、いやでも目をつけられてしまったのでしょう。
千両稼げなくなっても、江戸の娯楽トップが歌舞伎であることに変わりありません。頻繁に火事が起きても、歌舞伎熱はそう簡単には消えなかったようですね。
参考文献:大江戸ものしり図鑑
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