前ってなぜ「まえ」っていうの?当たり前に使ってる身近な言葉に隠れた由来

「ちゃんと前を見て歩きなさい!」

子供の頃からよく言われてきましたが、ところで、前ってなんで「まえ」っていうんでしょうか。調べてみると「目辺(ま・へ)」つまり「目の(ついている)側」だから「まえ」なんです。よく「目(ま)の当たりにする」なんて言いますよね。

つまり、目がついていたから「まえ」という訳ですが、もしこの理屈を魚や鳥に説明したら、身体の両サイドを「まえ」だと解釈してしまうかも知れません(笑)

余談ながら、現代では多くの場合、前とは「進行方向」「予め感覚的に決められた正面」を指すことを、今回調べて改めて認識しました。

身近な言葉に隠れた由来

このように、日ごろ何気なく使っている言葉でも、完全な思いつきでもなければ、それぞれに必ず成り立ちがあるものです。

その成り立ちにも色々あって、例えば先ほどの「まえ」に対して「うしろ」はどうかと言えば、諸説ありますが「尾(お)」や「尻(しり)」のある側「お・しり」が訛って「うしろ」になったとも言われています。

2ページ目 盃(さかづき)は、「酒の納まるところ」

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