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2018年箱根駅伝を観戦しよう 「山の神」以外にもいた!箱根駅伝の歴史に名を刻んだ往年の名選手たち

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渡辺康幸

現役時代は「スーパー康幸」の愛称でも知られた元祖イケメン箱根ランナー・渡辺康幸さんは、早稲田大学のスーパーエースとして前項の瀬古利彦さんの指導のもと、大活躍した選手です。

大学では箱根駅伝に第69回~4年連続で出場し、3度の区間賞を獲得(そのうち2回はエース区間である花の2区)、その他にも世界ジュニア陸上競技選手権大会で3位、ユニバーシアード福岡大会で優勝、世界陸上代表に選出など、輝かしい成績を残しています。

早稲田大学卒業後はヱスビー食品で競技を続け、実業団対抗駅伝などで活躍。マラソンで世界を目指し、アトランタオリンピックの10000mの代表に選出されるも、怪我のために出場はかないませんでした。

2002年の現役引退後は、母校・早稲田大学で長距離選手の指導にあたり、2010〜2011年にはついに早稲田大学を箱根駅伝優勝+大学駅伝3冠獲得に導きました。「選手達がゴールで監督を胴上げする時のために」と毎日選手達と一緒に走り、10キロ以上のダイエットに成功したエピソードも、記憶に新しいところです。

2015年4月〜住友電気工業の陸上競技部の監督に就任しています。

箱根駅伝から世界へ羽ばたいた選手たち

その他にも、箱根駅伝から世界へと舞台を移し活躍した選手、現在も活躍中の選手は沢山います。

2012年のロンドンオリンピックでは東海大出身の佐藤悠基選手(5000m、10000m)、拓殖大出身の中本健太郎選手、藤原新選手、山本亮選手がマラソンへ出場。また2016年のリオデジャネイロオリンピックでは早稲田大出身の大迫傑選手(5,000m、10,000m)、東洋大出身の設楽悠太選手(10,000m)へ出場し、過去2回のオリンピックで合計6人の箱根駅伝出身ランナーが活躍しました。

2020年の東京オリンピックでは、箱根から世界に羽ばたく選手が何人誕生するか今から楽しみですね。

 

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