このあいだの記事では、江戸時代の人たちの色事について紹介(参考:江戸時代の人たちは色事にとってもおおらか♪のぞき見されてもなんのその!)しましたが、今回はその色事の中からピンポイント「浮気」について紹介します。
亭主の浮気相手はどんな人?
一生添い遂げると約束して一緒になったものの、魔がさして浮気してしまうことは、江戸時代でもそう珍しくなかったようです。
さて、相手は誰なのかという問題ですが、これがまたスゴいんです。例えば、姪も浮気相手でした。当時、女房が妊娠中の人手が必要なときに姪が手伝いに来るという風習があり、事件はそのときに起きたそう。また、奉公人も旦那さんの相手になりました。
江戸時代、生活に余裕のある家庭では、生母に代わって子どもに乳を飲ませ、乳幼児の世話をしてくれる乳母を雇っていました。隙あらば、乳母に手を出しちゃう人もいたようで。また義妹や奉公人、若衆(男色の相手をする若者)が浮気相手になることも。春画でも、自宅に若衆を呼んで夫婦そろって若衆と戯れるという画も多く見られます。当時は、男色も女色も愛好するバイ・セクシュアルが多いのが特徴でした。