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江戸時代は我が子を「奉公人」にさせたい親多し。奉公人にはどんな生活が待っていた?:2ページ目
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奉公人の生活って?
例えば商家奉公人になると、奉公人の生活はどんな感じなのでしょう?
早起きして、店の前の掃除やら商品の整頓やら、自分の担当の仕事をして開店準備に臨みます。そして、お客さんのご用聞きに励み、閉店後は整理整頓や商品のチェック。不足するものがあれば、奉公人全員で手分けして夜遅くまで探します。ようやく戸締りして就寝と、お店のために走り回る日々なのですね。仕事がある日は、昼も夜も外出禁止。金銀を所持するのも禁止。
休みは、月1回か2回はあったようです。毎週休みなんて、夢のまた夢なのですね。そのほか、正月16日と7月16日は奉公人の休日とされ、この日に田舎に帰る奉公人は多かったそう。遊行街で羽を伸ばす奉公人も、多かったとか。
一年の始まりである元旦は主人に挨拶し、祝膳がでます。そして翌日の2日から、いよいよ年始回りがスタート!3月5日は、1年契約の奉公人の更新日、6月15日には山王祭があるので、前日の午後から準備をしなければいけません。12月13日は、江戸城下がすべて大掃除の日で、この日は夜お酒が出され、早寝も許され許されました。そして、12月30日は最終精算日で、奉公人は取り立てで走り回る一日。
武家奉公人も商家奉公人も、なったら安泰というわけではなく、なってからが大変。それでも、我が子を奉公人にしたいと思う親は多く、職業として根強い人気があったのです。
参考文献:大江戸暮らし
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