おねだりしたなぁ…ねればねるほど色が変わるロングセラー菓子「ねるねるねるね」は理科の勉強になる?
不思議なロングセラーは1986年生まれ
「ねればねるほど色と味が変わる」不思議なお菓子、「ねるねるねるね」。子供の頃、夢中になった方も多いことでしょう。
お子さんが自分で作って楽しめ、見て楽しめ、更に食べて楽しめる、まさに日本が誇る「知育菓子」として、四半世紀以上にもわたるロングセラーとなっています。このお菓子が初めて発売されたのは、1986年のことでした。当時は「ねればねるほど色が変わって…」という、魔女が登場するインパクトのあるCMで話題となりました。
なぜ色が変わるの?
ねるねるねるねは、合成着色料・保存料不使用です。それなのに、なぜあんな風に色が変わるのでしょうか?
それは、「酸性」と「アルカリ性」で色が変化する、天然由来の成分に秘密があります。「ねるねるねるね」のパッケージを開けると、2つの袋が入っています。
1つ目の袋には天然由来の中性~アルカリ性の色素が入っています。そして2つ目の袋には、酸性の酸味料が入っています。この2つを水と一緒に混ぜることで、色が変わります。
これは、理科の授業で使った「リトマス試験紙」と同じ仕組みですね。更に「ねればねるほどふくらむ」のは、1番目の粉に入っている重曹と2番目の粉の酸が反応するから。発売元のクラシエの公式ホームページにもある通り、「”楽しい””おいしい”は”安全”から」なのです。
ねるねるねるねのアイスも登場!
更に2016年には、そのねるねるねるねのアイスが発売されました。
「ねるねるねるねアイス」は、「ブドウ味」と「メロン味」の2種類が発売され、2017年2月現在は「ピーチ味」も登場しています。3つのフレーバーのアイスがカップに入っていて、それを混ぜると色や味が変わるという、まさに「ねるねるねるね」のアイスです。
どれも、かき混ぜてからスプーンで持ち上げると、まるでトルコアイスを使ったジェラートのように長く伸びる、独特の食感を持っています。
元祖「ねるねるねるね」と同じように、カラフルなラムネやチョコ、はじけるキャンディなどのトッピングもされているので、こちらも食べて楽しめ、見ても楽しめるアイスとなっています。