これはなかなか興味深い展覧会です。
江戸時代に関する文献やアート、庶民の暮らし振りを学べる展覧会は様々な博物館や美術館で開催されていますが、今回紹介する展覧会はとっても珍しい"江戸時代の医学・医療"にスポットを当てた展覧会。
2016年7月16日(土)〜9月5日(月)の期間で開催される企画展「医は仁術」では江戸時代の解剖図などの貴重な資料のほか、江戸時代の医療器具なども展示。
当時は西洋からきた蘭学と中国からきた漢方が日本で融合し独自に発展していきました。その中で様々な医療方法が器具が開発されていきます。
江戸時代の医学・医療にスポットを当てた展覧会ということでどのようなものが展示されるのか気になるところですが、これがまた想像以上にバラエティ豊かなのです。
第1章では病に関連した浮世絵や日本画を紹介しながら、当時の人々はそもそも病をどのように捉えていたのか?病とどのように付き合っていたのか?などを紹介。
第3章では医療にまつわるアイテムを紹介。実際に使用されていた薬箱や薬の広告看板、そして解体新書も展示されるそうです。
そして、江戸時代の医療と聞いて思い出すドラマ、ありますよね?そう、「JIN -仁-」です。企画展のPR動画が公開されているのですが、雰囲気が完全に「JIN -仁-」になっていますのでこちらも要チェック!
「医は仁術」という理念のもと発展していった日本の医療。世界最先端といわれるまで成長していった、その過程を垣間見ることができそうですね。企画展「医は仁術」は2016年7月16日(土)〜9月5日(月)の期間、山梨県立博物館で開催されます。
企画展「医は仁術」
期間: 平成28年7月16日(土曜)から9月5日(月曜)
場所: 山梨県立博物館
時間: 午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日: 毎週火曜日
観覧料:
通常料金 | 団体割引料金 (20名以上)、 宿泊者割引 |
常設・企画展
共通券 |
|
一般 | 1000円 | 840円 | 1260円 |
大学生 | 500円 | 420円 | 590円 |
※次の方は特別展の観覧料が免除となります。
・山梨県内ご在住の65歳以上の方
・小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の児童・生徒
・障害者の方(およびその介護をされる方)