江戸時代の浮世絵師・喜多川歌麿(きたがわうたまろ)が活躍した時代の浮世絵作品の展覧会が開催されます。
喜多川歌麿は「美人画といえば歌磨」と言われるほど、美人画の作品が評価されいる絵師。Japaaanでは浮世絵に関する話題は歌川国芳や河鍋暁斎などを取り上げることが多いですが、喜多川歌麿が活躍した時代は彼らよりもさらに以前になります。
代表的な作品には3人の美人を描いた「寛政の三美人」やポッピンを吹く女性を描いた作品など。スッキリとした表情が色っぽくもあり素敵な作品。
喜多川歌麿はそれまでの全身像から顔をクローズアップする構図、いわゆる大首絵というスタイルを確立した絵師とも言えるかもしれません。表情から内面を表現しようとする作風は人気を博しました。
埼玉県川越市にある川越市立美術館で開催される「黄金期の浮世絵 歌麿とその時代」では、そんな喜多川歌麿の作品をはじめ、東洲斎写楽、歌川豊国、鳥居清長などの作品も展示されます。
同点で展示される130点あまりの作品は美人画と役者絵が中心とのこと。
「黄金期の浮世絵 歌麿とその時代」は2016年4月23日(土)〜6月12日(日)の期間、川越市立美術館で開催されます。