一夜の営みも監視&記録!?千人の女性がひしめく「大奥」と将軍の壮絶な日常とは
江戸時代、幕府の将軍の暮らしは完全に外界から切り離されていました。わずかな記述でも情報が洩れようものなら処罰の対象となるほどの厳しさでした。
そんな中でも、特に大奥は一般の人々が決して近づけない領域で、内部の様子は長らく謎のままでした。今回はそんな大奥の信じがたい実態をご紹介しましょう。
江戸城には政治を扱う場と私生活の場があり、後者は中奥と大奥に分かれる構造でした。
将軍の生活空間には二百近い部屋が並び、家庭の場として使われていたと考えられます。そして大奥には千人規模の女性が配置され、役割と人数が細かく決められていました。
中臈や御年寄など多くの役職があり、役職者だけで二百名を超えていました。正夫人にも同じ規模の女中がついていたため、組織は大会社のような構造だったとみられます。
女性ばかりの空間で、男性が一人で暮らすのは精神的負担も相当なものだったと思われます。しかし歴代将軍は気の強い人物が多く、精神的な不調の記録はほとんど見当たりません。
ただし、将軍たちはほとんどが長寿とは言えず、これは運動不足や衛生知識の乏しさに加えて、大奥の特殊な環境が健康に影響した可能性も指摘されています。どういうことでしょうか。
