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『豊臣兄弟!』覚醒した“ラスボス”お市、自ら選んだ道で秀吉に挑む!清洲会議の深層と「豊臣VS織田」の行方

『豊臣兄弟!』覚醒した“ラスボス”お市、自ら選んだ道で秀吉に挑む!清洲会議の深層と「豊臣VS織田」の行方:4ページ目

信雄の愚策で戻った友情からの鮮やかな裏切り

清洲会議の前、三法師が突然行方不明になり家臣四人で慌てて探すシーンがありました。

織田信雄(山脇辰哉)が三法師を誘拐して物置部屋に隠し、実行犯の女間者が暴れて抵抗し自害するという結末に。

とりあえず三法師が見つかりほっとしつつ「あの頃、俺たち皆で力を合わせ戦ってたよなあ」と昔を思い出して「もう一度、仲良くやろうぜ」な、おじさん版ワンピースのような感動場面はぐっときたのですが。

せっかくの感動シーンからの、まさかの秀吉の抜け駆けが鮮やかでした。

その前に、「柴田殿の力強さ、池田殿の虚を捨て実を取る性分、丹羽殿の慎重に見極める目利き、そしてわしの調子の良さ、これらが合わされば、三法師様を御支えできましょう」

と、口八丁で「私利私欲を捨て皆で三法師を支えよう」と話をまとめたのに。

結局言い出しっぺの秀吉が「三法師を抱いて上座に立つ」という驚くほどの裏切りっぷりでした。

秀吉が、天下人の道への第一歩を踏み出す大どんでん返し

面白い展開でしたね。

幽界にいるような儚げでありつつ洞察力は衰えず

さて、お市と柴田勝家の再婚についての話は、前回の記事

〜『豊臣兄弟!』なぜお市は秀吉の勧めで柴田勝家と再婚した?悲劇に繋がる「真相」を史料と伏線から探る〜

でご紹介しました。

『清洲会議』ではどのように描かれるのか楽しみでしたが。

秀吉が「信長の仇を討った」報告に訪れたとき、まるで幽界に足を踏み入れているかのように生気を失い儚い幻のようになっていたお市には驚かされました。

目から生命の炎が消え、髪や着物は乱れ、顔は青白く血の気を失ってい、信長から貰った手紙がばら撒かれた中に座っているお市。

秀吉に柴田殿に嫁いでくれといわれ、
「織田家のためか?」と聞くお市。
「無論でございます」と猿。
「ではそなたの言うとおりにいたそう」……

秀吉は、あれほど敬愛してきたお市にも平気で嘘をつく覚悟を決めたのでしょう。

秀吉は、たぶん武骨な勝家なら絶対に拒否すると目論んでの賭けだったのかもしれません。

お市はそれをすべて見通したうえでの「そなたの言うとおりにいたそう」だったのでしょう。

5ページ目 織田後継者争いのラスボス・お市が覚醒

 

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