朝ドラ『風、薫る』遊郭通いしながら廃娼運動の矛盾…シマケン(佐野晶哉)のモデルとされる木下尚江の生涯:3ページ目
「廃娼運動」で出会った木下尚江と大関和
高田の教会で「廃娼演説会」を知って参加した和は、そこで「公娼制度は人身売買制度だ」と演説し拍手喝采を浴びていた木下尚江に突然声をかけられます。
原案伝記小説によると初対面なのに「ずっと会いたかった」と笑顔で積極的に声をかけ和を戸惑わせます。そんなところは、女性は得意ではないシマケンとは全然違う性格ですね。
尚江は、後輩の相馬愛蔵(ドラマでは入院していた丸山忠蔵(若林時英))から、和のことを聞かされ興味があったようです。
※相馬愛蔵について:
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そして和に「同じ廃娼運動の同志として文を交わそう」と申し込み文通が始まったのでした。
同年、和は高田で偶然再開した瀬尾原始医師(帝大第一病院の外科助手で黒川勝治(平埜生成))に誘われ、開院したばかりの知命堂病院初代看護婦長に就任、その後東京に戻り看護婦会講習所の講師になるなど、活動の場が変わりますが文通は続いたようです。
※瀬尾原始について:
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前述したように、尚江が監獄に収容されたとき和は面会に行き、食べ物や衣類などを週一で差し入れしたりなどを続けました。
11歳年上の和の訪問を心待ちにする尚江と、情熱的で困った人を見捨てておけない和はお互いに惹かれあいました。
相馬愛蔵の妻・相馬黒光の回想記『穂高高原』によると、尚江は11歳年上の和のことを『人形のような小娘はつまらないが、中年の女はその熟した智恵が面白い』と語ったとか。
わざとこのような物言いをする人ではあったようですが。う……ん。シマケンはこのような物言いはしなさそう。


