朝ドラ「風、薫る」看病婦と看護婦見習いが助け合う日は来るのか…明治時代の看護の過酷な現実:3ページ目
「お金が欲しいのは卑しいのではなく切羽詰まっているから」
緊急で運び込まれた患者の手術にりんと直美を呼びつける外科教授の今井益男(古川雄大)。患者は華族だったので、手術介助の経験がなくても「華族に評判がいい」看護婦見習いを呼んだのでした。
「いるだけで喜ばれるのね〜」と嫌味を言うフユに、りんはめげずに「手術介助の方法を教えてください」と頭を下げます。「気持ちいい!お武家の娘に頭下げられるなんて」と言いつつ「お金ちょうだい」と言うフユ。交渉決裂。
“ナース7”はその報告を聞いて、「お金くださいなんて卑しい!」「どうやってあの人たちと仲良くしたらいいの?」と怒ります。
そこで、実際のモデル・鈴木雅のように現実的な答えを出す直美がひとこと。
「卑しいんじゃなくて、本当にお金がなくて切羽詰まっているとは考えないの?」
「看護婦でさえ差別されている。ましてや看病婦ならどのように思われているか。それでも働いているのはお金に困っているんじゃない?」といいます。
しばし考え込む“ナース7”。
「看病婦は行き場のない女の人や、遊郭のやり手婆あが働いていると聞いた」と玉田多江。「内科の看病婦の給金は月3円と聞いた」と工藤トメ(原嶋凛)。
3円?そんなに安い給料で?とざわめくなか、「それでも女ができる仕事ではいいほうだって」というトメ。あまりの看病婦の賃金の安さに皆、言葉を失います。
