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朝ドラ【風、薫る】どこまで史実?忠実に再現された手術シーンが話題…白衣も手袋もない明治時代の病院描写

朝ドラ【風、薫る】どこまで史実?忠実に再現された手術シーンが話題…白衣も手袋もない明治時代の病院描写:4ページ目

忠実に再現された明治時代の手術に驚きの声

なかなか怖かったのが手術室のシーン。前項でもご紹介したように、医師たちは白衣も付けず、スーツのジャケットを脱いだだけ。サージカルマスクもグローブも手術帽もなし。靴も履き替えていないでしょう。

手術室で使用された『石炭酸噴霧器』にも驚きの声が。空気中の細菌を死滅させるために、熱で気化した石炭酸を手術の際に噴霧するのだそうです。

また、麻酔はガーゼに液体を垂らすだけ。手術経験者としては「あれで本当に手術が終わるまで効いているのだろうか」と不安になりました。

執刀した外科医・今井益男役の古川雄大さんの振り返りコメントによると、「医療器具が初めてみるものばかりで使い方も難易度が高かった」「執刀医の力量だけではなく、サポートする看護婦たちとの連帯やスキルが大切なのがわかった」とのことでした。

田代義徳「本邦に於ける外科学二十五年の回顧」『刀圭新報』では、ドイツ人医師のユリウス・スクリバ先生(※)の手術に関する記述に、「手術室の消毒は主に石炭酸スプレーで稀に硫黄の燻蒸をやった。」とあるそうです。

この手術のシーンはかなり正確に再現されていると評価する声があがっていました。

※ユリウス・スクリバ:ドイツの外科医。1881年7月6日から東京大学で外科、皮膚科、眼科、婦人科を教えた。和泉千佳子の実在のモデル、三宮八重野(アレシーア・レイノア)の乳がん手術を行なったとされる。

5ページ目 大きな手術をする患者に寄り添うりん(大関和)

 

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