朝ドラ【風、薫る】どこまで史実?忠実に再現された手術シーンが話題…白衣も手袋もない明治時代の病院描写:2ページ目
男性医師は白衣ではなくスリーピーススーツに革靴
帝都医大病院の男性医師たちには、皆スリーピースのスーツ姿です。日本でスーツが着用されたのは、幕末末期~明治時代以降、軍服が起源とされています。
▪️同素材で作ったスリーピース
最初のスーツはフロックコートでしたが、通勤着や日常着としては、ジャケット・ベスト・スラックスがすべて同素材・同色・同柄で3点揃っている『スリーピース』が普及しました。
ドラマ内で医師らが着用しているのが、このスリーピースは現代でも正統派コーデの代表です。
けれども、よく見ると、直美に簡単に手玉に取られている“ちょろい”と評判の助教授・藤田邦夫(坂口涼太郎)だけ、ベストは別素材・別色の様子。
髪型も、男性には珍しいパッツン前髪なので(坂口さん自身が元々パッツン前髪なのですが)、おしゃれは“皆にならえ”ではなく、人と違う個性を取り入れたいタイプなのかもしれません。
▪️フォーマルなウィングカラーのシャツ
男性医師たちのシャツにも注目。
白い『ウィングカラー』の長袖シャツです。名前(ウイング)の通り、襟の先端を鳥の翼の様に小さく折り返したシャツです。 襟が首周り全体を包むように立ち上がっていて、襟先だけが前に折り返される仕様のオシャレなデザインとなっています。
現在もあるシャツですが、日常的に着用するものではなく、結婚式やパーティーなどフォーマルシーンで着るのが一般的です。
