朝ドラ【風、薫る】りんが向き合う“気高き患者”…和泉千佳子(仲間由紀恵)の実在モデル・三宮八重野の実像:2ページ目
三宮八重野は乳がん治療のために入院
この三宮八重野の、歴史上の記録や研究などはあまり残されていないようです。生地商の娘がどのように夫と出会い、結婚するに至ったのかなども不明。
けれども、赤十字の役員をしたり孤児院を設立したり、新興国日本のイメージアップのために各妃殿下や高官の夫人たちの家庭教師も務めたという話も伝わっています。
『風、薫る』の原作『明治のナイチンゲール 大関和物語』では、三宮八重野が登場しています。
▪️八重野の夫は、華族で外交官・宮内官僚の三宮義胤。イギリス滞在中にアリシア・レイノアと出会い、彼女は「八重野」と改名したこと
▪️乳がん治療のため、東京帝国大学医科大学附属第一医院へ入院したこと
▪️和の人格を評価していた外科教授の佐藤三吉(ドアマでは今井益夫/古川雄大)の采配か、大関和が八重野の担当看護婦に抜擢されたこと
などが書かれています。
大関和は八重野が手術を受けた日から、本人からの要望があり医局も許可したため、病室に泊まり込みで看護を行なったそう。その病室は、特別仕様になっていて、自宅から銀器なども持ち込まれていたそうです。
クリスチャンであった大関数は、八重野の夜中の付き添いが必要ではなくなると、毎日早朝に病院に近い教会で回復を祈ってから病院に出勤し、朝から夜まで八重野の世話をするために付き添っていたそうです。
八重野が華族の奥方様だったので特別扱いしたわけではなく、「自分でできることはやりたい」という意思でやっていたそうです。
患者に寄り添う人だった、という大崎和らしいエピソード。ドラマでは、りんはどのように千佳子に接するのでしょうか。
