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『豊臣兄弟!』人質は万丸だけではなかった…光秀・お市・義景まで縛った第16話の残酷な構図を考察

『豊臣兄弟!』人質は万丸だけではなかった…光秀・お市・義景まで縛った第16話の残酷な構図を考察:3ページ目

 
2026/04/28

人質になっても「母との約束を守らねば」と耐える万丸

万丸が『人質』となって三ヶ月。豊臣兄弟とともに、弥助・とも夫妻が継潤に会いに来ます。

ともは万丸のため「お腹が弱い子なのでこれを」と手縫いの腹巻を渡します。そこには屋敷の庭に咲いていて、親子が愛でていた撫子の刺繍が。「承知いたした」と言いしばし見つめる継潤。

これを渡したら、今まで張り詰めて頑張っていた万丸は一人で泣いちゃうかも。けれど、母の手作りの腹巻はきっと心を慰めてくれるはずでしょう。

「それから…寝れんときは花摘みの歌を」「それから…そそっかしい子なので転ばんように目を離さんで」「それから…」と、万丸にしてほしい要望を遠慮ながら、次々と口に出すとも。もう止まりません。

もし、弥助が止めなければ、百も二百も「万丸にして欲しいこと」をずっと話していたでしょう。私なら、「万丸にはこうしてあげてください」と1日でも喋り続けます。

「ご案じなさいますな。我が家に来てから三月。万丸は一度も泣いてはおりません。時折、さみしそうな顔はみせますが、懸命に耐えておりまする。一人でも泣かぬと、強うならねばならぬと。おっかさまからそう教わったのだと。万丸は、あなたさまの教えをちゃんと守っておりまするぞ」と語る継潤。

「弱虫がそんなことを」「宮部様、万丸をよろしくお願いいたしまする」と頭を下げる二人に、「しかとお引き受けします」と答えてくれました。

ちょっと母の姿が見えないだけで泣いていた万丸。「しっかりしなさい、泣いたらだめ」と母に抱きしめられていった言葉を覚えているのでしょう。ほんとに過去一泣ける場面でした。

救いは、継潤が偉そうな感じではないこと。ともの言葉を受け止めて丁寧に接する人柄であること。

史実では、秀吉の臣下になり、内政・外交・軍事能力を持って活躍したことから、「日本無双」と称えられたとか。隠居後も信任は厚く相談相手を務め重臣として政務にも関わり続けたそうです。

4ページ目 人質から夫・長政を支える大切な妻となったお市

 

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