その様式美にうっとり!アール・デコ空間を東京都庭園美術館で再現「アール・デコの邸宅美術館」
アール・デコとは1900年代はじめにヨーロッパ、アメリカを中心に流行した装飾美術の総称で、日本にもアール・デコの流れを汲んだ美術・建築も多は存在します。
日本でアール・デコの代表的な建築物といえば東京都庭園美術館が挙げられますが、その東京都庭園美術館でアール・デコに関連したとっても楽しみな展覧会が開催されます。
それが今回紹介する「アール・デコの邸宅美術館」
東京都庭園美術館はもともと久邇宮朝彦親王の第8王子鳩彦王が1906年[明治39]に創立した宮家で、建物は「旧朝香宮邸」という呼び方もされています。
建設当時フランスはアール・デコの全盛期でその様式美に魅せられた朝香宮夫妻がアール・デコのスタイルを取り入れ建設されました。東京都庭園美術館として公開されたのは1983年(昭和58年)のこと。
開催される「アール・デコの邸宅美術館」では旧朝香宮邸が重要文化財に指定されたことを記念して美術館所蔵のオリジナルの家具や調度品等を用いて、本来の邸宅としての空間の再現を試みるというもので、まさに美術館それ自体が作品として公開されます。
アール・デコ空間の再現の他には「ARTDECOCOLLECTORS」と題し、アール・デコに関連したポスター、ポショワール、ガラス、銀器、彫刻、家具等多分野に渡るコレクションが一堂に介します。
まさにアール・デコの美しさを建築やコレクションから再実感できる展覧会となりそうです。
「アール・デコの邸宅美術館」は2015年7月18日(土)〜9月23日(水・祝)まで東京都庭園美術館で開催されます。
アール・デコの邸宅美術館 建築をみる2015 + ART DECO COLLECTORS|東京都庭園美術館