幕末のパスポートには写真がない…福沢諭吉は代わりに“鼻の形”で本人チェックされていた!?:2ページ目
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諭吉が持ち帰った、1万円以上の価値があるもの
諭吉はこの機会を利用してアメリカやその後ヨーロッパへ渡り、病院や郵便局など日本にはない先進文明を目の当たりにしました。そこで彼が見たものを全部メモして日本に持ち帰り、『西洋事情』という本を書いてみんなに伝えました。
彼が後に『学問のすすめ』を著したり、慶應義塾大学を築いたりできたのも、この幕末の渡航体験が基盤にあったからです。
1枚の紙が広げた日本の未来
福沢諭吉が手にしたのは、ただの紙切れではありませんでした。それは、閉ざされていた日本から世界へ飛び出すための「自由へのチケット」だったんです。
もし皆さんが将来パスポートを手にすることがあったら、一万円札の諭吉さんの顔を思い出してみてください。150年以上前、彼が「鼻の形」をチェックされながらドキドキして海を渡ったからこそ、今の私たちの自由な旅があるのかもしれません。
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参考文献
- 福澤 諭吉 『福沢諭吉全集』第1巻()
- 福澤 諭吉 『西洋事情』(2009 慶應義塾出版)
- デジタルで読む福澤諭吉 『西洋事情. 初編. 一』慶応義塾大学メディアセンターデジタルコレクション
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