おみくじの“本来の正しい読み方”——漢詩・和歌は神仏のお告げ、実は吉凶よりも超重要です!:2ページ目
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吉凶の掲載は明治以降から
そもそもおみくじは室町時代に中国から渡ってきたものが原型です。そこに書かれた漢詩は仏様からのお告げだとされ、お寺のお坊さんが内容を説明したり、解説本を出版したりしました。おみくじは、意外にも神社が先ではないのですね。
漢詩のおみくじの流行を受け、神様のお告げが和歌で示されるという「歌占(うたうら)」が平安時代ごろに始まりました。歌占は巫女などが和歌で神託を伝える神事にちなんでいます。
実は伝来してきた中国のおみくじにも歌占にも吉凶の運勢は示されておらず、吉凶が掲載されるようになったのは明治以降ということです。現代の紙のおみくじの原型は江戸時代に登場し、広く流行して定着しました。
神仏習合が広く根付いていたので、寺では漢詩、神社では和歌と分けられていたわけではなく、神社にも漢詩の載ったおみくじが多かったとのこと。明治以降に神社では主に和歌のみとなった、ということです。
なぜ結んで帰るようになったのかは不明
神社へ参拝するときは心の中で名前を名乗り、願いや悩みなどを神様に告げます。おみくじも同じように心の中で唱えながら引くと良いとされています。
また、正月に引かねばと思っている方もいますが、おみくじはお告げが欲しいときに引けばOKです。
運勢の順番は、概ね「大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶→大凶」(※あくまで一般的な例)となっています。
さらに驚いたことに、おみくじは結んで帰ることが一般的だと思われていますが、実はそのような文献は見つかっていないそうです。
古くから、人々の心に寄り添ってきたおみくじ。大事に持ち帰り、神様のお告げを思い返す為にお財布などに入れ、常に持ち歩いていたいものですね。
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