「べらぼう」歌麿の肩組みにネット歓喜!大崎が毒饅頭を食べた理由、グニャ富とは?史実を元に解説:3ページ目
あの源内風の男は何者?蔦重の父親?
芝居の稽古を見学するために、歌麿だけでなくチーム写楽の絵師たちをぞろぞろ引き入れた蔦重。その中に「あぁ、げんな……いや、うちの親父なんです。近ごろ戻ってきまして」と、わざとらしく源内風の男を紛れ込ませました。
結局、彼は何者だったのでしょうか。まぁ何者であっても、恐らく物語の都合上は関係ないものと予想されます。
先週の予告編でも、わざとらしく源内風の髷を出していましたが、このような釣りを真に受ける視聴者はいないでしょう。
だからどうでもいいのですが、せっかくなので、蔦重の「親父」について少しまとめておきたいと思います。
蔦重の父親は丸山重助(まるやま じゅうすけ)と言い、尾張国から江戸へ出てきて広瀬津与(つよ。高岡早紀)と結婚しました。
まだ蔦重が幼いころに喜多川家へ養子に出すも、親子関係は良好で、後に蔦重が日本橋へ進出した後に父母とも迎え入れています。
だからとっくに出てきてもいいはずですが、物語の都合上、今さら実の父親を出すこともないでしょう。
ただ「源内が生きていたら、このくらいの年齢だろう」という人物を、適当に見繕ってきたのだと考えられます。
