【べらぼう】実は子だくさん!ハメられ失脚した松平定信、実際のプライベートや妻子たち:4ページ目
松平定信のプライベートはどんな感じ?
ここまで松平定信の妻たち・子供たちについて紹介してきましたが、それで定信のプライベートはどんな感じだったのでしょうか。
それを具体的かつ詳細に記録した史料は見つかりませんが、もしかしたら、継室(隼姫)と側室(貞順院)の板挟みとなっていたのかも知れません。
どちらとも多くの子を授かっているので、どちらかを疎遠にしたということはないでしょう。後にオットセイ将軍と呼ばれた徳川家斉には及ばないものの、定信もなかなかマメだったようです。
一橋治済(生田斗真)はじめ敵の多い難局をくぐり抜け、政争に疲れ切った定信にひとときの安らぎを願わずにはいられません。
終わりに
今回は松平定信の妻子について、一挙に紹介してきました。
2人の息子たちはもちろん、8人(7人?)の娘たちについても、掘り下げていくとドラマがありそうですね。
彼らの活動をたどっていくと、次第に幕末が近づいているのが感じられます。
話変わって大河べらぼう。果たして幕政から退いてしまった定信は、どのような形で逆襲を果たすのでしょうか。高岳(冨永愛)との連携に注目です。
※参考文献:
- 『寛政重脩諸家譜 第1輯』国立国会図書館デジタルコレクション
- 郡義武『シリーズ藩物語 桑名藩』現代書館、2009年11月
- 高澤憲治『人物叢書 松平定信』吉川弘文館、2012年9月
