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歌麿や娘・応為の作品も!葛飾北斎の美人画のルーツと変遷をたどる特別展が「すみだ北斎美術館」で開催

歌麿や娘・応為の作品も!葛飾北斎の美人画のルーツと変遷をたどる特別展が「すみだ北斎美術館」で開催

東京・墨田区の「すみだ北斎美術館」で、特別展「北斎をめぐる美人画の系譜~名手たちとの競演~」が開催されます。

葛飾北斎は「冨嶽三十六景」などの名所絵(風景画)で広く知られていますが、美人画の名手としても名を馳せていました。

葛飾北斎 「風流無くてなゝくせ ほおずき」 個人蔵(前期)

特別展「北斎をめぐる美人画の系譜~名手たちとの競演~」では、美人画をテーマに北斎の画業を通覧し、そのルーツや画風の変遷を、喜多川歌麿や溪斎英泉など同時代の人気絵師の作品とともに紹介。

喜多川歌麿「歌撰恋之部 物思恋」個人蔵(前期)
勝川春章「散策美人図」個人蔵(通期)
葛飾応為「蝶々二美人図」個人蔵(通期)

さらに、娘の葛飾応為ら北斎の美人画の継承者たちにも焦点をあて、美人画の分野における北斎の魅力と位置付けを明らかにします。

葛飾北斎「潮干狩図」 大阪市立美術館蔵(前期)

展示作品には、 重要文化財・宮川長春「風俗図巻」(東京国立博物館蔵)、美術館で初公開となる勝川春章「散策美人図」(個人蔵) 、初公開の葛飾北斎「初夢美人図」(すみだ北斎美術館蔵)のほか、開館展以来初の全巻一挙公開となる葛飾北斎「隅田川両岸景色図巻」(すみだ北斎美術館蔵)、重要文化財「潮干狩図」(大阪市立美術館蔵)、そして長く所在不明だった葛飾応為「蝶々二美人図」(個人蔵)など、約140点の名品が展示されます。

特別展「北斎をめぐる美人画の系譜~名手たちとの競演~」は、2025年9月16日(火)~11月24日(月・振休)の期間、すみだ北斎美術館で開催されます。

 
 

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