手洗いをしっかりしよう!Japaaan

京都・花街で「お座敷遊び」をするには?お茶屋で遊ぶための方法と流れを入門解説

京都・花街で「お座敷遊び」をするには?お茶屋で遊ぶための方法と流れを入門解説

日本文化の発信地として知られる京都。1,200年という長い歴史の中で生まれ育まれ、日本を象徴する文化へと発展したものも数多く存在する。

「京都の花街、知られざる“お茶屋遊び”の世界」と題した先日の記事では、京文化を代表する「花街」での「お茶屋遊び」について【前編】【後編】の2回にわけて紹介した。

京都の花街、知られざる“お茶屋遊び”の世界――舞妓さんにスポットをあて世界を深堀り【前編】

日本文化の発信地として知られる京都。1,200年という長い歴史の中で生まれ育まれ、日本を象徴する文化へと発展したものも数多く存在する。茶の湯、生け花、日本舞踊など、京都で生まれた文化は数えきれない…

京都の花街、知られざる“お茶屋遊び”の世界――舞妓・芸妓と現存する五つの花街【後編】

日本文化の発信地として知られる京都。1,200年という長い歴史の中で生まれ育まれ、日本を象徴する文化へと発展したものも数多く存在する。「京都の花街、知られざる“お茶屋遊び”の世界」と題した本稿…

それでは今回は「お茶屋で遊ぶ」には、どうすればよいのか。お座敷遊びの流れを説明しつつ、その方法を紹介しよう。

お茶屋で遊ぶにはお馴染みさんの紹介が必要

お茶屋で遊ぶには、どうすればよいのだろうか。ほとんどのお茶屋は、昔ながらの「一見さんお断り」の原則を貫いている。

その理由の一つとして、お茶屋や置屋が“女所帯”であることが挙げられる。すなわち、女性の女将が、舞妓や芸妓といった花街で働く女性たちを守るためのシステムが採用されているのだ。

では、どうすればお茶屋で遊ぶことができるのか。いくつか方法はあるが、最も確実なのは、そのお茶屋の「お馴染みさん」に紹介してもらうことである。お馴染みさんにお願いして、お茶屋遊びに同行させてもらい、女将が「この人なら問題ない」と判断すれば、晴れて遊ぶことができる。

もっとも、「そんな知り合いはいない」という人が大半だろう。その場合には、お茶屋のある地域に店を構えるお茶屋と関係の深い料理屋の常連となり、そこから紹介してもらうという方法もある。ただしこの場合も、料理屋の主人が「この人なら大丈夫」と認めてくれることが条件となる。

なお、お座敷で泥酔したり、舞妓や芸妓に必要以上に触れたりするような行為は、もちろん厳禁である。紹介する側は、紹介される人がこうしたマナーを守れる人物であると確信したうえで、紹介に踏み切るのだ。

2ページ目 お茶屋は舞妓や芸妓を呼んで遊ぶ場所

 

RELATED 関連する記事