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江戸時代は”ウグイスの糞”を美白ケアやシミ消しの美容法に使用していたという驚きの事実

江戸時代は”ウグイスの糞”を美白ケアやシミ消しの美容法に使用していたという驚きの事実:3ページ目

現代も利用されるウグイスの糞

そんな江戸庶民の知恵として、ウグイスの糞は令和の現代においても、化粧品として活用されています。

①ウグイスを飼う。通常は雑食だが、植物性のエサのみ与えることで匂いを抑える。

②糞を集めて紫外線で殺菌する。

③脱水機で乾燥させる。

※②と③をかねて天日乾燥させることも。

④細かく砕くと白い粉末となる。

有名なところでは、女優のビクトリア・ベッカム(サッカー選手ベッカムの妻)が長年ニキビに悩んでおり、日本人のキレイな肌に憧れてウグイスの糞を試したとか。チャレンジャーですね。

ネット通販を調べてみると、ウグイスの糞(※)を販売している業者があるので、美しい肌を極めたい方は試してみる価値ありかも知れませんね!

(※)商品名の一例。また必ずウグイスの糞を使っているとは限らないようです。

終わりに

今回は、江戸庶民の美容を支えたウグイスの糞について紹介してきました。

鳥の糞 顔のハタケの 肥やしなり

【意訳】鳥の糞を、顔というハタケの肥やしにしている。

ハタケとは単純性粃糠疹(たんじゅんせいひこうしん。子供に多い)の通称で、農作の畑とかけています。

特にウグイスの糞は、シロナマズ(尋常性白斑の通称)と合わせてよく効くとされていました。

鶯の 糞でみがいた 花の露

【意訳】花びらに乗った露のように美しい顔は、鶯の糞で磨き上げたものだ。

何だか「あんな汚いものを……」と揶揄しているようで、少し嫌な感じですね。人々の美容にかける情熱を笑っているのかも知れません。

これからも化粧品は進化を続けていくでしょうから、百年後や千年後の人々が、どんなもので美を追求していくのかが楽しみに思えます。

※参考:

 

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