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江戸時代は”ウグイスの糞”を美白ケアやシミ消しの美容法に使用していたという驚きの事実

江戸時代は”ウグイスの糞”を美白ケアやシミ消しの美容法に使用していたという驚きの事実:2ページ目

ウグイスの糞はどんな成分が肌に効く?

そんなウグイスの糞ですが、どんな成分が肌に効いているのでしょうか。

まだ完全には解明されていないようですが、以下3つの成分が肌によいのでは?と考えられているようです。

①尿素:肌の保湿作用

②グアニン:肌色をキレイにする作用

③プロテアーゼ:肌をやわらかくする作用

尿素とは、現代でもハンドクリームなどの化粧品に使われている保湿成分の一つ。ウグイスはじめ鳥は尿と糞を同じ場所から同時に排泄するため、高濃度の尿素が含まれていると言います。

グアニンとは遺伝子情報を司るDNAやRNAを構成する物質で、肌の色彩を浮き上がらせる効果を持つそうです。ざっくり「肌の色味をキレイに出す」程度に認識しておけばいいでしょう。

プロテアーゼとはたんぱく質を分解する酵素で、角質をやわらかくするなどの効果があるそうです。肉食の野鳥は腸内でグアニンやプロテアーゼを生成し、腸が短いため消化せず高濃度のまま排泄します。

これらの作用が相乗効果をもたらしたのか、肌の美白やシミ消しなどに人気を得たのでした。

3ページ目 現代も利用されるウグイスの糞

 

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