
妖怪ファン要チェック!怪異・妖怪研究に関する必読論文を一挙集成「怪異・妖怪学コレクション」発売!
河出書房新社から、小松和彦氏監修による新シリーズ「怪異・妖怪学コレクション(全6巻)」が刊行。「怪異・妖怪学」が人文学の新領野としての地位を確立しつつある現在、最先端に立つ編者たちがこれからの研究に不可欠な重要論考を厳選して収録しています。

2000~2001年、小松和彦氏責任編集のもと、「怪異の民俗学」(全8巻)が刊行。古典というべき基本文献のみならず、民俗学を中心に、文化人類学・国文学・社会学・精神病理学など幅広い分野から重要論考を精選・集成した画期的シリーズです。各巻のテーマ立てもユニークで、第1巻から「憑きもの」「妖怪」「河童」「鬼」「天狗と山姥」「幽霊」「異人・生贄」「境界」という陣容でした。
「怪異の民俗学」刊行以降、怪異・妖怪の研究は新時代へと突入。学際的な研究、デジタル化を反映した研究が飛躍的に進展しました。
本シリーズ「怪異・妖怪学コレクション」は、この新たな研究成果を封じ込めた論考アンソロジー・シリーズとなります。そして学術的に意義が高いだけでなく、読んで面白く、日本文化の深さと奥行きとを示す重要論考の数々が収録されています。
「怪異・妖怪学コレクション」は全6巻のシリーズとなっており、1巻となる 『1 怪異・妖怪とは何か』は、2025年4月30日より発売中。
今後の刊行予定はこちら
- 4月 『1 怪異・妖怪とは何か』廣田龍平・安井眞奈美[編] ※刊行済み(第一回配本)
- 5月 『2 歴史のなかの怪異・妖怪』木場貴俊[編]
- 6月 『6 怪異・妖怪の博物誌』伊藤龍平[編]
- 7月 『4 文芸のなかの怪異・妖怪』伊藤慎吾[編]
- 8月 『5 娯楽としての怪異・妖怪』香川雅信[編]
- 9月 『3 現代を生きる怪異・妖怪』飯倉義之[編]