ゲス過ぎないか石川啄木!明治時代の文豪たちの性格が表れたクセ強エピソード3選!:3ページ目
川端康成は泥棒を撃退するほどの目力があった
多彩な作風の川端康成は、「伊豆の踊り子」や「雪国」が有名ですね。ただし、作品の中にはちょっと過激で官能的なものがあるので、好みが分かれそうな作家かもしれません。そんな川端康成ですが、非常に目力の強い人でした。
ある日、泥棒と鉢合わせした康成が、相手をじっと見続けるだけで泥棒を撃退させたというエピソードが残っていることからも、相当な目力だったのでしょう。また、原稿を取りにきた女性編集者に対して黙ったまま見続けて泣かせたり、売れない作家をじろじろ見ながらからかうようにしていたりしたとか。
康成には何も言わずに相手を凝視するクセがあり、そのクセにまつわるさまざまなエピソードが語られています。ちょっとイヤなクセですね。
おわりに
有名な文豪たちには、ほかにも興味深いエピソードがたくさんあります。モテまくっていた樋口一葉や、子供や孫たちにキラキラネームを名づけていた森鴎外など。天才といわれる彼らの人間臭いエピソードはとても面白く、また、遠い存在の彼らを身近に感じさせますね。
参考書籍:教科書では教えてくれない日本文学のススメ