裏切りの果てに…「関ヶ原の戦い」で寝返った戦国武将たちのその後【東軍編】:3ページ目
西軍と内通により処分を受けた山川朝信
最後に紹介する人物は山川朝信です。
山川家は代々結城家に仕える重臣で、朝信は結城晴朝に仕えていました。関ヶ原の戦いでは、結城秀康に仕え東軍として戦いました。しかし、関ヶ原の戦い後の慶長6年(1601)に西軍の上杉家に内通していたことが発覚。
朝信はこの一件で改易処分を受けます。その後は、嫡男の山川朝貞が秀康のいる越前国に入国したことを機に、再び秀康に仕えました。
まとめ
西軍から東軍に寝返った武将たちと違って、東軍から西軍に寝返った武将たちは全員が改易処分を受けていたことがわかります。勝利した側から敗北した側に願ったこともあって、処分が重くなるのは戦国の習いかなと思います。
今後、再起する機会を失わせる家康の用意周到さがうかがえますね。